1.地元で働ける環境をつくる
カンボジアのプレイキションという小さな村に、小学校を作りました。ですが、通えなくなる子どもがまだまだいます。親の出稼ぎについて行かなければならないからです。だったら村で働ける環境をつくろう。そう考えた私たちは今、産業をおこすために作業所を作っています。
2.作った学校を維持する
はちどりプロジェクトの作ったはちどりスクールは、カンボジアに譲渡しました。それは、丸投げした、という訳ではありません。教員数も足りない上、あろう事か、派遣されてきた教員までもがお金を稼ぐため、つまり、生きて行くために、タイに出稼ぎに行ってしまうのが現実です。現地にスタッフを派遣して、授業がちゃんとなされているか、教科書は行き届いているか、授業に来なくなった子はいないか、建物や設備に問題はないかを見守っています。また、日本の高校などから送っていただいた鍵盤ハーモニカ、リコーダーを使って、現地スタッフが課外授業を行っています。
3.子どもの権利条約をまもるために
教育を受ける権利。たくさん遊ぶ権利。ぐっすり眠る権利。健康で過ごす健康で暮らす権利。子どもの権利条約に加入しているカンボジアでは、本来これらは当たり前のように守られねばなりません。まだまだ浸透していないカンボジアで、子どもたちを守るために、子どもの教育(学校での授業支援)だけでなく、保護者会を開いたり、授業参観を開いたりと、保護者の教育にも取り組んでいます。
4.疑問を持ち続けること
国際支援をしている、カンボジアでボランティアをしている、などと、とかく悦に入ってしまいがち(いいことをしている、してやっているという自己陶酔に陥りやすい)ですが、それは本当に必要なことなのか、自己満足なのではないか、という視点を絶えず持って、常に自分の頭で考えながら活動することをめざしています。
5.活動資金を増やす
活動には当然、お金がかかります。寄金や会費ではまかないきれない現地スタッフの滞在費や日本での事務経費などは、日本で仕事をして貯めたお金を切り崩して使っているのが現状です。国内での講演やイベントを増やすこと。助成金をより多く獲得すること。動員を増やすこと。そして会員数を増やすこと。これらを目標に、日々取り組んでいます。ゆくゆくは、はちどりプロジェクトの社員という形で、給料を払えるくらいの団体にしていきたい、と考えています。
6.日本での活動に力をいれる
はちどりプロジェクトを広めるため、ひいては、国際支援を活性化させるための活動を行っています。イベントや報告会、講演会や営業活動など。今後は、大学での講演会、勧誘活動なども視野に入れて活動していきます。ホームページやソーシャルメディアをうまく活用して、もっと多くの人に活動を知ってもらえるような仕組みを考えていきたいと考えています。はちどりプロジェクトが、いろんな”はじまり"のきっかけになれれば、と考えています。
7.ソーシャルメディアを生かす
facebookもそうですが、誰もが参加できて、誰もが発言できるという強みを生かして何かできたら、と考えています。その一つとして、議論、ということを考えています。活動を続けていると、いろいろな問題が発生します。また、常に頭をよぎる命題もたくさんあります。井戸につけるポンプ、600ドルのと750ドルのとどっちにしよう、というような突発的な問題から、国際協力ってただの自己満足なんじゃないの?、というような命題まで。これらを、閉じた集団で議論するのではなく、せっかくfacebookがあるのだから、どんどん発信して意見を求めれば、より多様なアイデアが集まるのではないか、と、そう考えたわけです。徐々にではありますが、今後そういった問いかけが増えると思います。ぜひ皆様の知恵を貸してください。