はちどりプロジェクトは学校建設で始まり終わる予定だった小さな団体です。しかし、学校があれば通学できるというわけではないカンボジアの現実。その現実を目の当たりにした私達は、
子ども達が不自由なく教育を受けられるように新たな活動を始めました。
代表宮手恵のインタビュー記事が
Yahooさんや、オルタナさんで紹介されました。
オルタナS http://alternas.jp/study/global/78476
ヤフーニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article…
私達がNGOを設立したのは2011年です。ですが、このままでは出来る活動に限りがあり、2013年にNPO法人設立を決めました。
そのきっかけが、村人達の「出稼ぎ」問題です。学校を完成させ、半年後に開校式のためにはちどりスクールに行ってみると、校長先生がいませんでした。建設前から学校に対する熱い思いを聞き、開校式で必ず再会しようと約束したにも関わらず。。。私達はショックでしたがすぐに村の出稼ぎの現実を知りました。雨季は米を作り、収入を得ることが出来ますが、乾季になると収入を得る術がほとんどありません。そのため、村人達は家族総出でタイや、国内他地域に出稼ぎに出るのです。その間もちろん子ども達は学校に行けません。雨季になり村に戻ったとしても、テストに合格できず進級できないという悪循環が起きていました。
子ども達が不自由なく学校に通い続けるためにはこの「出稼ぎ」を無くす必要があると分かり、私達は村に農業以外の働く場所をつくろうと教育支援のための就労支援活動を行っています。
はちどりスクールを建設し、開校式のために再度プレイキション村を訪問した2012年9月。そこで私達は村の出稼ぎの現状を知りました。想像以上に多くの家庭が、しかも子ども達を連れて家族総出で行ってしまっていたのです。
雨がほとんど降らなくなる乾季のカンボジア、出稼ぎに出なければ彼らには収入を得る術がほとんどありません。1年に1回、半年以上出ている家庭もあります。学校を建てても、これを解決しなければ本当の意味で子ども達が学校に通えるようにはならないと気づきました。
そのためにスタートしたのが村で産業を興すプロジェクトであり、そこで生まれたのが「オークンコー」です。100%カンボジア原産の綿と井戸水で漉いた紙をつくっています。私達がいなくなっても彼らだけで運営し、収入を得られるようになり、出稼ぎが不要になる。そして子ども達が1年間を通して学校に通え、卒業、進学ができるようになることが第一の目標です。
はちどりプロジェクトの最終目標は「カンボジアを支援のいらない国に」です。
小さな力しか無い私達ですが、長く続く貧困の一番の原因が教育にあると思い、教育支援を重点として活動しています。農村部の子ども達は小学校もなかなか卒業できていません。読み書きがでけない、時計が読めない、計算ができない子どもがたくさんいます。この現実を変えることが支援を必要としない国への一番の近道だと信じ、まずははちどりスクールの子ども達が中学校、高校に進めるように支援することを第一歩として日々奮闘しています。
2016年初めての卒業生が13名誕生しました。
翌年2017年の卒業生は17年。昨年は13名。2019年10名。
誰一人落第することなく、隣の村の中学校に通ってい
2019年11月には、高校に進学した生徒が12名。
理事 3名
監事 1名
正会員 13名
賛助会員 50名
はちどり村民 34名
合計101名さま
2020年12月までの目標200人
2021年12月までの目標300人
1972年 北海道室蘭市生まれ
1990年 室蘭清水丘高校卒業
2010年 個人主催で登山家・栗城史多氏の
札幌講演会主催
2011年 カンボジア学校建設のために
「はちどりプロジェクト」設立
2014年 ソロプチミスト ルビー賞 受賞
2018年 室蘭清水丘高等学校100周年記念講演登壇